ただサイトを作っただけでは、誰も来ないのが現実
WEBでお客様を集客する方法は色々ありますが、その内、有名なのが、以下の3つ。
①WEB広告、②SNS、③SEO(検索エンジン最適化)
です。
今回は、その内、③SEOについて、お話します。
インターネットで検索すると、上位に広告が表示され、その下に、自然検索での結果が表示されます。
なので、多くの方がまず考えるのが、
・広告費をかけずに
・自然検索の中で、できるだけ上位にさせたい
という事だと思います。
この作業全般をSEO(検索エンジン最適化)と言います。
ですが、当然ながら、多くの方が同じことを考えますので、ただホームページを作り、ポンっと置いておくだけでは、上位に表示はされませんし、ユーザも来ません。
例えるなら、誰も立ち寄らない山奥に、お店を立てたようなものです。
現実にも、似たようなお店がありますが、そこは、いつしか、お客さんの絶え間ない、人気のお店になっていることも多いですね。
これは、その価値が広く認められ、認知されたということ。
つまり、SEOとは、検索エンジン(主にGoogle)に、あなたのホームページの価値を認めてもらう作業になります。
SEOで大切なのは、「問題を解決する」記事を書くこと
では、どうしたら、その価値を認めてもらえるのでしょうか。
そのためには、まず、「なぜ人は検索するのか?」という前提を考えなくてはなりません。
あなたはなぜ、今日、検索をしましたか?
それは、「問題を解決するため」です。
天気を知りたい。いつものサイトを見たい。(お気に入りに入れてなかった)
ニュースを見たい。○○の意味を知りたい。
などなど。
全て、問題を解決するためです。
なので、あなたのサイトに、その答えがなくてはいけません。
それも分かりやすく、正しい答えです。
その品質が高いほど、Googleに評価され、順位も上がります。
更新頻度で差をつけるために、ブログが最適
ですが、これについても、多くの人が同じ答えにたどり着くことが多いので、そこでは差が付きにくくなります。
そこで、さらに評価のポイントとなるのが、更新頻度です。
同じような情報が書かれたサイトでも、最後に更新されたのが、4年前のサイトと、1週間前のサイト。
どちらのサイトの方が、書かれた情報に信頼性があるでしょうか。
いうまでもなく、後者のサイトですね。
さらにいえば、近年は技術、社会情勢ともに、変化が目覚ましく、数年前で止まった情報となると、むしろ間違った答えになる可能性もあります。
Googleはそれが分かっているからこそ、更新頻度も重要な指標としているのです。
さて、ある程度の情報を揃えたら、あとはサイト内のコンテンツを更新していけばよい、となりますが、毎週などの高い頻度でサイトを更新していくことは、殆どの中小企業にとって、非常に難しいことです。現実的ではないと、言ってもよいでしょう。
そこで便利なのが、「企業ブログ」です。
オフィシャルブログ、スタッフブログ、と呼ばれるものが多いですね。
サイト内に、簡単に更新できるブログを併設しましょう
「ブログ」という形であれば、あまり肩肘を張らず、定期的に記事を更新できます。なので、サイトを作る時や、リニューアルする際は、ぜひ、「ブログ」も一緒に作ることをお勧めします。
方法としては、
①サイト内に、ブログを構築する(Wordperssや、Wixなどのサイト作成サービスで可能)
②別にブログを作り、サイトからリンクする
という方法がありますが、ドメインが分かれると、評価も分散するので、できれば①の方法が良いと思います。
既にサイトがある場合でも、Wordpressに作り替える(リプレース)ことで、誰でも更新が簡単に出来るブログを、中に併設することができます。
この方法方でしたら、比較的、低コストで実現できますので、気軽にご相談ください。
ただし、「企業ブログ」の運用についてはいくつか注意点があります。
何を書くか、でなく「誰に書くか」で、ブログをやりましょう
企業ブログで、天気の話、趣味の話、など、言葉は悪いですが、自分語り、内輪ネタに終始したような記事を、たまに見かけます。
厳しい言い方をしますが、こういった記事は、毎日書いた所で、むしろ逆効果です。
自分だったら、その記事を読みたいか。次の更新を楽しみにしたいか?という視点で、見返してください。
自分語りでないにしても、いかにも、嫌々書きました、はい書いた終わり、みたいなブログは、いたるところに見受けられます。
もう一度、問います。あなたなら、そのブログを読みたいですか?
そのブログは、誰のために書きましたか?
冒頭でも申し上げたように、SEOで評価をえられるのは、ユーザーにとって、価値を与えるサイトです。
なので、ブログの記事も同じく、相手に価値を与えなくてはいけません。
それほど、難しく考えることはありません。ようは、「その記事は、誰かにとって、悩みを解決してくれる内容ですか?」という視点で見て、一つでも該当するならOKです。
例えばですが、今回私が書いたブログは、
「広告の予算を挙げられないけど、少しでも自社サイトの検索順位を上げたい」
と悩んでいる、WEB担当者や経営者に向けて、書いています。
大切なのは、何を書くか、ではなく、誰に向けて書くか、ということです。
その相手が目の前にいると仮定して、語り掛けるように、書く。
そうすれば、難しいことを考えず、自然に、相手の問題を解決する記事が書けるはずです。
ブログの準備が整ったら、ぜひやってみてください。
文字数などを気にする人がいますが、あまり気にしなくて大丈夫です。
相手の問題を解決したいと、考えてかけば、自然とそれに即した文量になるものです。
それでも何か目安が欲しい、ということなら、1500文字以上はあった方がいいと思います。(今回の私の記事で、2500文字くらいです)
ブログの更新はすぐ芽は出ない。諦めず、半年は続けましょう!
また、最後に一つ。
ブログを更新して、1~2ヶ月頑張っても、さっぱりアクセスは増えないと思います。でも、諦めないでください。
私自身、趣味でやっているブログは毎日継続しており、一年近くたって、それなりのユーザに読んでいただけるようになりましたが、最初の数ヶ月は、殆ど読んでもらえませんでした。
特に、最初の3ヶ月は、1日数人、ゼロ、という日もありました。毎日更新しても、そんなものです。
ローマは一日にしてならず。古い言葉ですが、やはり真実ですね。Googleも、ちょっと頑張る程度の人は沢山いるので、本当に質の高いコンテンツの提供者か見定めているのです。
大体、4~6ヶ月くらいで、急にアクセスが伸び始めます。また、何かの社会的な話題などをきっかけに爆発する(いわゆるバズ)可能性もあります。
そういった意味では、ブログと同時に、SNSでも発信することをお勧めします。
SNSの活用については、改めて、別の記事に書きたいと思います。
ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。