Google広告でも、開設当初から、「振込」は可能
こんにちは、JNWebの野田です。
今回は、実際にリスティング広告を始めようとした時、心配になる、広告費の支払い方法(入金)について、お話します。
結論から言いますが、
Yahoo広告、google広告、どちらも、「振込」で利用することは可能です。(2020年2月時点)
Yahooは、普通に管理画面から選べばよいのですが、Googleは少し分かりにくくなっているので、解説します。
「カード登録」、「自動払い」の設定は強制
アカウントを開設したら、まず「カード」を登録します。
非常に残念なのですが、2019年夏頃から、新しく開設したGoogle広告のアカウントは、
・クレジットカード
・自動払い
の設定が強制になっています。(日本の場合)
以前は、手動払いに変更することもできたのですが、現在は、公式へ連絡しても、「ダメです」と言われます。
「自動払い」だと、毎月決まった広告費を入金できない
自動払いは、残高がお支払い基準額を下回った場合や、その状態が入金から30日以上経過した場合などに、利用された費用をみて、自動的にカードに請求が発生するシステムです。
残高が充分にあれば、30日が経過しても、追加で請求されることはありません。
なので、残高不足で広告が停止する、という自体は免れますが、「一ヶ月決められた予算だけ使いたい(請求を発生させたい)」という利用には、正直向いてません。
これが困るケースは多々ありまして・・・。
たとえば、企業の場合、広告予算は稟議書を出して、承認を得ることが多いです。
その際、このように、月で利用される広告費が異なる、という話になると、経理的な処理について、上の方から不満が出る場合があります。
まして、それが経営者となると、中々、面倒です(正直)
大抵の会社は、YahooとGoogle、両方で広告を出すと思いますので、片方が振込、片方はカード(しかも自動請求)となると、ややこしくて、敬遠する人もいるでしょう。
「振込」の手動払いはアカウント開設当初から可能
そんな方に、お勧めなのは、やはり「振込」です。
たしかに、「カード登録」と「自動払い」は、初期設定で強制ですが、手動で振り込みをすることは、実は今でも可能です。
やり方は、まず、「ツールと設定」→「料金概略」に移動。
その後、右の「お支払い」ボタンを押します。
すると、「振込」というメニューが出てきます。あとは、こちらをクリックして、進めるだけです。
ここで、「振込」という選択肢が出ない場合、ログインしているアカウントに、その権限がありません。(MCCなどで管理していると、ありえるケースです)
通常のアクセス権限と、支払いに関しての権限は別なので、注意してください。
支払いの権限は、こちらの「設定」から、「お支払いサービスのユーザーを管理」で、
自分のアドレスに「管理者」と記載があるか、チェックしてください。
無い場合、管理権限を持つ人が行うか、権限を変えてもらいましょう。
「カード情報」と「自動払い」設定は生きているので、残高管理に注意!
以上のやり方で、Googleでも広告費の振り込みは可能です。
ただ、1点注意があります。
振込は上記の方法で可能ですが、登録されたカードと「自動払い」の設定はオフにできません。カード情報も削除はできません。
そのため、
予算残高が、一定の標準額(ユーザーにより違います。支払いの管理画面で分かります)を下回った場合は、その時点で、カードから請求が発生します。
特に、振込の場合、一応、確認まで2~3営業日かかるとアナウンスされているので、それを見越して、残高に余裕を持たせた振込タイミングを決めておきましょう。
最悪、請求が起きた場合でも、残りの予算だけ振込という手段をとれば、損するわけでないですが・・・。
各社で色々やり方があると思うので、試してみてください。
なお、一定の予算を消化したら、広告を停止する、という「自動化ルール」を設定して、保険をかけることもできます。
ただし、
・一定の予算を下回ったら、ではなく、一定の予算を消化したら、という設定になること
・条件設定は、キャンペーンごとになること。(なので、上記の条件と合わせると、キャンペーン数が多い場合、現実的ではありません)
このような注意点を踏まえて、ご利用ください。
また、これらは、2020年2月時点の仕様です。
今後変更になる可能性は充分にあるので、念のため、公式ヘルプコミュニティや、サポートデスクに確認されることをお勧めします。